フジテレビでドラマ化された札幌テレクラ殺人事件とは

昭和62年(1987年)に起こった札幌テレクラ殺人事件とは

札幌テレクラ殺人事件とは1987年(昭和62年)起こった事件。事件の舞台はさ札幌市中央区のラブホテルで同市内の会社員が刃物で刺されて死亡しているのをホテルの従業員に発見されました。警察は事件後20代とみられる女性の行方を追ったが、この時は彼女を発見する事が出来なかった。

 

しかし翌年の10月29日、札幌市南区の女性Aさんが行方不明で失踪したと警察に届け出がされました。そして警察は失踪当日に友人と会うと言っていた24歳の吉田涼子を調査した所、女性の行方不明届の前日、ガス自殺を遂げたことにされていた事を発見。

 

当然警察は不審を抱き、遺体から採取した血液型や指紋を照合した結果、遺体は吉田涼子ではなく何とAさんであることが判明した。

 

さらに吉田涼子の部屋から採取した指紋は、前年の札幌市中央区で起きた「ラブホテル殺人事件」で残されていた指紋と一致したのです。

 

結局、容疑者の吉田涼子は11月4日に札幌市の繁華街であるススキノを歩いているところを緊急逮捕ました。

 

現在は判決も出て無期懲役の刑に服しているとの事です。

「札幌テレクラ殺人事件」の動機とは

この事件の犯人である吉田涼子は、付き合っていた男性に別れ話を持ちかけられ意気消沈していた模様。何とか復縁したいと彼に電話を何回もしたようですが結局相手にはされなかった様です。

 

その反動か、彼女は衝動的なのか自暴自棄に陥ったのかは解りませんが、突然テレクラに電話を掛け即アポした男性被害者とホテルで会うことになります。

 

動機はライブホテル内で被害者男性にまるで売春婦のように扱われたことに腹をたて、殺害に至ったということです。

 

更に彼女はこの事件の後に札幌の教会で知り合ったもう一人の被害者であるAさんに「大変なことをしてしまった」と悩みを打ち明けたのです。そこで事情をまったく知らないAさんは、不幸にも聖書の一節「人を殺しても神にすがれば救われる」を読むように勧めたそうです。Aさんが自分の犯行を知っているのだと誤解してしまった吉田涼子は後日、Aさんに睡眠薬を飲ませてガス中毒死させたのです。

加害者「吉田涼子」の裁判結果

1991年(平成3年)2月26日、札幌地裁は吉田涼子に無期懲役を言い渡した。
1992年(平成4年)9月26日札幌高裁は吉田涼子の控訴を棄却した。

フジテレビでドラマ化された「札幌テレクラ殺人事件」

何とこの事件は1991年にフジテレビでドラマ化されることになります。
「実録犯罪史シリーズ 危険な花嫁 札幌テレクラ殺人事件」
二度も結婚に失敗した女は、テレクラで知り合った男を殺害。秘められた女の寂しい過去をたどる。

 

藤田朋子が、吉田涼子に当たる役を演じる。美保純が、殺された友人の女性を演じる。布川敏和、泉谷しげるさんも出演しています。また現在このVTRを見るのは極めて困難な模様。筆者も様々な動画サイトなどで検索してみましたが結局見つかりませんでした(泣)

筆者が思うこと

この事件は正にドラマの世界のような話が現実になってしまった悲しい事件と言えます。恋人に振られたきっかけで自暴自棄になる気持ちは解らなくはありません。しかし、突発的にテレクラに電話してその夜に出会った男に売春婦扱いされたように思い込み殺害まで至るという行為は決して許される行為ではありません。更に、この加害者は悩みを打ち明けた女性に自身の犯行を知られたと思い込み、この女性まで殺害しています。無期懲役は妥当と思える一方、もう少し冷静な判断力を持っていれば防げた事件だと思いなんともやるせない気分になってしまいました。

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